カマたくさんの「頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ」を読んだ
実は最近、少し心のバランスを崩してしまい、上司に相談して仕事をセーブしてもらっている状況です。
これまで帰って寝るだけだった生活から、19時台には家にいる生活に一変したため、自ずと自分の時間を持てるようになりました。しかし、ついこないだまではパソコンに向かってまだバリバリ仕事をしている時間なだけに、やりたいことがある訳でもなく、何をしていいのかも分からず、とりあえずボーッとテレビを見ながら夕ご飯を食べて、薬を飲んで寝る、という生活を送っています。(結局帰って寝るだけっていう)
でも、自分の時間が増えて少し余裕が出来たことで思い出したんですよね。
あ、私は読書が好きだったじゃん
ここ数年購入した本といえば、語学勉強の為に買ったテキストくらいで、本を読むという行為からは本当に疎遠になっていたなぁと気付き、読書をまた趣味にしようと思い、Kindle Unlimitedに入会しました。
電子書籍が普及した昨今、あくまで紙に拘る方もいると思いますが、私は引っ越しの荷造りで1番手を焼いたのが何よりも本(又は雑誌など)だったのと場所も取るので、専ら電子書籍派です。(既出の語学テキストすら電子書籍)
そこで、色々読む本を探していた中で見つけて読んだのがこちらです。
とにかく、今の私にはこの書籍のタイトルがとても魅力的でした。ちなみに、カマたくさんがTwitterのTLに時々流れて来るおもしろい動画の人だと気づいたのは、この本を読み終えたあとです。笑
実際の内容については、1時間ほどで読んでしまうくらいサクサク読み進められて、とにかくカマたくさんの言葉がスパッと竹を割るような気持ち良さで、読んでいて本当にスッキリします。
カマたくさんが過去に勤めたブラック企業のパワハラ上司の心の狭さについて、「お前の心の狭さはおちょこの裏側か?」にはさすがにスタンディングオベーションでした。既におちょこの時点で器が小さいのに、更に裏側ってもはや器ないやん。カマたくさん天才。
私が退職する理由になった前職の上司とネチネチ具合や説教の仕方がそっくりだったので、私の元上司もおちょこの裏側女だったんだな....。
ちなみに、本の前半はカマたくさんの生い立ちや経験談がメインで、後半はカマたくさんに寄せられた一般人からの悩み相談に回答する形式になっていました。
キレイごとではなく、カマたくさん自身の言葉で綴られていて、時にはバッサリぶった斬ったりもしていますが、どこか愛のある感じがして不思議と嫌な感じは全くしませんでした。
特に私が印象的だった言葉があって、
世の中には、 ジャマな概念がいっぱいある。 特にいらねぇなと思うのは 「自分に自信がある」 「メンタルが強い」「自己肯定感」あたりね。 自分に自信が「ある」「ない」 なんて考えたこともない。 自分が強いとか弱いとか、 知らない。
私自身、自己肯定感が低くて、自信もなくてメンタルも弱いトリプルコンボの自覚があり、この言葉を読んだ時完全に殴られたような感覚でした。
自己肯定感が低いことも、自信がないことも、メンタルが弱いこともとても悪いことのような気がしてて、ますますマイナスに気持ちが行きがちだったので、そんな気持ちくだらねぇー!っていうカマたくさんの右ストレートがキマった感じです。
これからはもう少し今の自分を認めてあげてもいいのかな、と思わせてくれた1冊でした。